★成年後見制度普及啓発講座「『意思決定支援って何だろう?』~チームで支える本人の想い~」を開催しました★

 12月13日(火)、成年後見制度普及啓発講座を開催しました。成年後見制度の理解を深め、制度の活用促進を図ることを目的とし、開催をしています。
 今回の講座は、市内居宅介護事業所、地域包括支援センター、障がい支援事業所、医療機関の支援者を対象とし、39人の方にご参加いただきました。
 和泉短期大学児童福祉学科 教授 鈴木敏彦氏より成年後見制度と意思決定支援の関わりについてと、意思決定支援はどのように行うのかをお話しいただきました。意思決定支援についてポイントの一部を紹介します。
☆人生は小さな意思決定の連続、積み上げで成り立っている。支援者は本人が「こんな時にこんな表情をした」などの根拠に基づく細やかな記録が大切である。
☆本人に関することは、どんな生活を送っているかなど、住んでいる近所の人が持つ情報が重要である。チームによる意思決定支援を行う場合はインフォーマルな情報も取り入れていく。

 参加者からのアンケートでは、「意思決定支援とは新しい学びで、ケアマネジメントとは別の事だと思っていましたが、お話しを聞いて、ケアマネジメントの基礎だということが大変よく理解ができました。今まで自分はできていると思っていたことを、もう一度振り返りたいと思いました。」という感想が聞かれました。

 自分の支援について、見つめ直す良い機会となりました。